食品安全情報blog過去記事

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毎日15分歩くことが「長生きに役立つ」と研究が言う

Behind the headlines
A 15-minute daily walk 'will help you live longer' says study
Tuesday August 4 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/08August/Pages/15-minute-daily-walk-will-help-you-live-longer-says-study.aspx
毎日15分歩くことで「長生きする」とMail Onlineが報道した。いくつかのニュースが毎日少しでも運動することが長生きには十分だという報道をした。60才以上の人で1日15分運動する人は全くしない人に比べて死亡リスクが22%減ることを研究が発見した。健康でいるため、あるいは健康増進のための英国ガイドラインは全ての成人に対して週に150分の中程度の運動を薦めている。しかし多くの高齢者がこの目標を達成できていない。
この研究の著者は週75分でもメリットがありそうなことを発見した。著者らは目標値を下げることでより多くの人に運動を薦められると結論している。しかしながらより多く運動する方がさらにリスクは下がることも記している。この知見は12万人以上の関与した9つの研究の結果に基づく。彼らは目標以下でも運動は早期死亡リスクを減らすことを発見し、全体としてはどんな運動でも、目標以下でも、メリットがあることを示唆している。しかしThe Daily Telegraphが言うように「目標値を下げるべき」というのは時期尚早である。根拠には限界がある。
高齢者には週に150分の軽度有酸素運動をするよう助言されている。これは早歩きやガーデニング、ダンス、水泳などを10-15分何回かで達成できる。毎日なんらかの運動をすることは何もしないより良く、それは何歳でもそうである。