食品安全情報blog過去記事

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新しいブレインダイエットは「精神機能低下を遅らせる」

New brain diet 'slows mental decline'
Thursday August 6 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/08August/Pages/new-brain-diet-slows-mental-decline.aspx
Daily Expressが「ビタミンやミネラルの多い食品を食べることが脳を若く保つ」と報道した。この見出しは米国でのMINDと呼ばれる新しい食事法が脳の加齢を遅らせるように見える研究による。MIND食は脳機能改善と認知症削減のために特別に開発されたもので地中海食とDASH食の組み合わせである。どちらの食事法もこれまで認知機能低下に正の影響が示されていた。研究者らはどの要素が最も重要なのか突き止めようとした。MIND食についての先の研究で、厳密にこの食事法に従うとアルツハイマー病と診断される可能性が52%低いことを発見していた。MIND食は特にベリー類と緑の葉物野菜を食べることを強調する。この研究ではMIND食に最も従っていた人たちの脳はそうでない人より約8年若いことを発見した。これらの研究は期待できそうだが、この種の研究は因果関係を証明できない。それでもこの種の食生活に利益がある可能性の重みを増す。アルツハイマー学会のClare Walton博士はMail Onlineに「人々は認知症リスクを減らす方法がいくつかあることを認識することが重要である。健康的でバランスの取れた食生活に加えて、運動すること、精神的に活発であること、そしてタバコを吸わないこと」と語っている。