食品安全情報blog過去記事

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白パンとパスタを食べると鬱になる?

Behind the headlines
Can eating white bread and pasta make you depressed?
Friday August 7 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/08August/Pages/eating-white-bread-pasta-depression.aspx
Mail Onlineが「白パンとパスタは鬱のリスクを増やすかもしれない」と報道した。時々気分が落ち込むのはさっき食べたチーズサンドやスパゲッティボロネーゼのせいではないと認識するのは容易だろう。この場合、このニュースは閉経後の女性の長期的鬱傾向と食事についての質の高い研究による。この研究は鬱症状とグリセミック指数の高い食事とグリセミックロードの間に有意な関連を発見したが、因果関係は証明できない。またこの研究は鬱症状は特に運動しない、BMIが高い、脂肪の多い食品を食べ、野菜や果物が少ない女性で多いことを発見した。食事とライフスタイルや身体や精神の健康状態との関連は複雑で、直接の影響を明らかにするのは簡単ではない。健康的な食事についての基本的な助言は、デンプン質の食品を相当量食べることを含むので、このニュースで朝食のトーストを捨てる必要はない。もうし気分を向上させたいなら、精神的健康のための5つのステップについて参照すること。
(家族など身近な人とつながる、運動する、学び続ける、小さなことでも他人に与える(笑顔やお礼の言葉一つでも)、気を配る(自分や自分の周囲に))