食品安全情報blog過去記事

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フードリテラシー:コミュニケーションとマーケティングが消費者の知識やスキルや行動にどう影響するか?−ワークショップ概要

Food Literacy: How Do Communications and Marketing Impact Consumer Knowledge, Skills, and Behavior?— Workshop in Brief –
Released: November 6, 2015
http://iom.nationalacademies.org/Reports/2015/Food-Literacy-Communications-Marketing-Impact-on-Consumers-WIB.aspx
2015年9月3-4日に行われたワークショップの要約
消費者は食品に関する何万というコミュニケーションに毎年直面している。消費者はメッセージの海を泳いでいる。
セレブなどが発する情報は「ポップカルチャー栄養ノイズ」で、それにより食品を巡って科学とかけ離れた行動を引き起こす。例えばカナダ人は430万人がグルテンフリーを実践していてそれは科学の語ることとは恐ろしく違う。
多くのアメリカ人は新しい科学的情報を文脈に沿って配置するための科学的基礎を欠く。
20年前はテレビや新聞の報道は信頼と不信が半々だったが今や信頼は最低になった。これはメディアを巡る状況が変わったことによる。
そしてデジタルメディアやソーシャルメディアの成長により消費者は「メッセージの海を泳ぐ」ようになった。そして「コミュニケーションフリクション(摩擦)」がおこっている。
「メッセージの海」はデジタルの世界だけではなく、買い物の際に食品の表示や店舗にも及んでいる。栄養に関するたくさんの情報、シンボル、日々の情報は意図せぬ影響をもたらすことがある。メニューの栄養表示のような情報の有効性は消費者がその情報を処理するタスクに依存し異なる状況や異なる人に対しては影響が違う。
など