食品安全情報blog過去記事

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論文

  • WHO紀要

Bulletin of the World Health Organization
Volume 93, Number 12, December 2015, 817-892
http://www.who.int/bulletin/volumes/93/12/en/
煙草関連2報

  • たばこ税が高いことと乳児死亡の少なさに関連

Higher cigarette taxes linked to fewer infant deaths
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/vumc-h112515.php
Pediatricsに発表。

  • 母子の命を救うための最適な帝王切開率は19%と高いかもしれない

Optimal C-section rate may be as high as 19 percent to save lives of mothers and infants
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/sumc-ocr112515.php
JAMAに発表された194ヶ国の帝王切開と母親と新生児の死亡率について検討した新しい研究。

  • The Lancet Diabetes & Endocrinology:世界の食事はより甘くなっている、特に飲料については

The Lancet Diabetes & Endocrinology: The global diet is getting sweeter, particularly when it comes to beverages
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/tl-tld113015.php
The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表されたBarry M Popkin教授とCorinna Hawkes博士による個人的見解。
アメリカでは現在包装済み食品と飲料の68%にカロリーのある甘味料が含まれ、74%にはカロリーのある甘味料と低カロリー甘味料の両方が含まれ、低カロリー甘味料のみでできているのはたった5%しかない。世界中の栄養データを解析すると世界中で砂糖入り飲料の販売が増加している。
現在の政策課題の一つとして、フルーツジュースや低カロリー甘味料入り飲料が健康的かどうかについてコンセンサスがないことを挙げている。文献ではフルーツジュース摂取は健康に有害影響がある可能性があり、一方では低カロリー甘味料にはポジティブな影響があることが示唆されているが合意がない。

  • 調査は90%が減量の鍵を見過ごしていることを発見

Survey finds 90 percent overlook key to weight loss
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/m-sf9113015.php
毎年何百万人ものアメリカ人が今年こそはやせると決心しほとんどが結果を出せない。実際に新年の決意を実践できるのは8%と推定されている。
たとえ最初は減量に成功しても、たいていはもとにもどる。研究では体重を5%落とした人の3人中2人がもとにもどり、減量幅が大きければ大きいほど維持するのが難しい。
Orlando Healthの行った1000人以上の全国調査ではアメリカ人が痩せられない最大の障害は31%が運動不足だと回答し、次が食べもの(26%)、健康的な生活にはお金がかかること(17%)、時間がない(12%)と答えている。10人中1人は心理的要因をあげている。
感情やストレス、不安への対処法を変える必要がある、とShekyra DeCreeはいう。食べることを情動のはけ口にしないことが必要。

  • USDAはくるみのカロリー含量を見直す

USDA takes a fresh look at the calorie content of walnuts
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/es-uta113015.php
Journal of Nutritionに発表された新しい研究によるとクルミ一回量(1オンス)は現在USDAのデータベースに掲載されている185カロリーより21%少ない146カロリーである。この研究ではくるみの消化可能性を考慮した。
歴史的にはくるみのカロリーはアトウォーター係数を用いて決められてきたが、今回は研究参加者により代謝されたくるみのカロリーを計算するのにボンブ熱量計を用いた

  • 父親の罪が次世代にのしかかるかもしれない:RMIT研究

Sins of the father could weigh on the next generation: RMIT study
1-Dec-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-12/ru-sot120115.php
RMIT大学の新しい研究によると、父親が食べた食品の量がまだ生まれていない子どもの健康と福祉に直接影響するかもしれない
母親の食事の子どもへの影響は広く研究されているが父親の食事の影響を示したのはこれが初めて。ラットに十分な食事を与えた場合と25%少ないカロリーの場合とを比較した。Psychoneuroendocrinologyに発表。
(あまり内容書いてないプレスリリース。タイトルは誇大。)