食品安全情報blog過去記事

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食物繊維の多い食事をしている若い女性は乳がんリスクが低いかもしれない

Young women with high-fibre diet may have lower breast cancer risk
Tuesday February 2 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/02February/Pages/Young-women-who-eat-lots-of-fibre-have-lower-breast-cancer-risk.aspx
「1日5単位の野菜や果物を食べる十代の少女は最大25%乳がんリスクが減る」とDaily Mirrorが報道した。米国の研究がたくさんお野菜や果物由来の食物繊維を食べる十代や若い女性はその後の人生での乳がんリスクが低いことを示唆した。この大規模長期研究は、約9万人の米国人看護師女性を20年以上追跡したものである。若い頃の食習慣で食物繊維の摂取量が上位1/5の女性は最下位の女性に比べて乳がんになる可能性が25%低かった。
しかし他のライフスタイルや食事要因がこの結果に影響している可能性もある。さらに食物繊維の多い食品と関連があったとしても野菜や果物に含まれる他の成分に由来するのかもしれない。関連があっても何故食物繊維で乳がんを予防できるのかは明確ではない。そのような不確実性はあるがこの研究は現在の毎日最低5単位の野菜や果物を食べるべきという助言に従うものである。