食品安全情報blog過去記事

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その他

Chemicals aren't the culprit: Debunking the 6-year-old McDonald's Happy Meal story
Kayla S. Samoy  February 9, 2016
http://www.azcentral.com/story/entertainment/dining/2016/02/09/mcdonalds-happy-meal-rot-facebook/80060392/
マクドナルドのハッピーセットが6年経っても変わらないというfacebookの投稿が出回っている。アラスカのカイロプラクターJennifer Lovdahlが火曜日に投稿したもので6年前に買ったチキンナゲットハッピーセットが全く腐らないと主張する。Lovdahlはファストフードがどれだけ不自然で不健康かを彼女の患者に見せようとして購入したハッピーセットを箱に入れたまま何年も放置した。彼女は「全く腐らずカビも生えず分解もしない!!!子どもには食べさせてはいけない!!化学物質がこんなにたくさん入っている!本物の食品を選ぼう!」と書いている。
マクドナルドの食品が腐らないという主張はこれが初めてではない。1996年にKaren Hanrahanがハンバーガーを買って12年経っても古くならないと言った。問題はこれらは科学ではなく実験と呼ぶには対照がない。
基本は、どんな食品でも条件が揃えば分解しないように見える。特に乾燥と酸素濃度は重要である。腐るという投稿もある(いろいろ紹介。食べているときは見ない方が良い動画も)
これらから学ぶべきことは?ソーシャルメディアで見たものを全て信じたりしないこと。

  • エネルギードリンクについての噂

The Buzz on Energy Drinks
by Berkeley Wellness | February 08, 2016
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food-safety/article/buzz-energy-drinks
エネルギードリンクの製造業者はあなたに特定のハーブやその他の物質の組み合わせから「エネルギー」が生じると考えさせたい、しかし鍵を握るのはほぼいつでもカフェインで、しばしば表示されていない大量を含む。さらに砂糖のカロリーを提供することで「エネルギー」を供給する。(これらをスポーツドリンクと混同してはいけない)ここにいくつかの知るべきことを記す
砂糖は多い
エネルギードリンクの砂糖含量はしばしば多い。英国の197製品の調査によると500mL缶で78gのものがあり一日の推奨摂取量の3倍以上である。英国のものだけが甘いと考えない方が良い。米国で売られているRockstarは62g、Ampは58g、Monster Energyは54gである。最近は人工甘味料のバージョンもあるがだからといってリスクがないわけではない。
興奮剤過剰
これらの飲料は興奮性のものを含み、心血管系に有害影響を与える可能性がある。
基本:多くのエネルギードリンクは砂糖が多く液体キャンディーである。カフェインが多いので子どもや心臓の悪いヒトには有害になる可能性がある。

  • 塩を渡さないで

Please, don’t pass the salt
http://www.washingtontimes.com/news/2016/feb/9/nina-radcliff-please-dont-pass-salt/
塩の摂りすぎに注意を呼びかける記事

  • カロリーを計算するのは食品について考える混乱した方法

Counting Calories Is a Messed-Up Way to Think About Food
Feb 9, 2016  Susan Rinkunas
http://www.forbes.com/sites/thecut/2016/02/09/counting-calories-is-a-messed-up-way-to-think-about-food/#68c86b4a2be9
最近 Atlanticに掲載された記事ではカロリー計算は減量にとって有用ではないと主張する。計算方法に欠陥があるし個人差もある。一部の研究者は栄養密度や満足度を考えることを提唱している。これらは科学的議論だがカロリーについての心理学的影響も検討に値する。カロリーを計算することで確かに減量できる、しかしそれはあまりにも時間と労力を必要とするのではないか。ダイエットコークや無脂肪ヨーグルトは食べられる量を増やす賢い方法と考えられているがしばしば満足できない。カロリー計算の間違いの幅は大きく楽しくない。

  • 砂糖入り飲料に20%の課税?栄養士は肥満対策のために課税を要請

Should sugary drinks face a 20 per cent tax? Dietitians call for extra tax to curb obesity
February 9, 2016 11
http://globalnews.ca/news/2506310/should-sugary-drinks-face-a-20-per-cent-tax-dietitians-call-for-extra-tax-to-curb-obesity/
カナダ栄養士会が砂糖入り飲料に課税することを求める意見表明をした
カナダ飲料協会は支持しないとしている
カナダ栄養士会プレスリリース
Dietitians of Canada calls for the taxation of sugar-sweetened beverages
Feb 09, 2016
http://www.dietitians.ca/Media/News-Releases/2016/SSBPosition

  • オタワは洗顔料や歯磨きのマイクロビーズの禁止を提案

Ottawa proposes to ban plastic microbeads in facial cleansers, toothpaste
Tuesday, February 9, 2016
http://winnipeg.ctvnews.ca/ottawa-proposes-to-ban-plastic-microbeads-in-facial-cleansers-toothpaste-1.2771275
連邦政府が規制案を作り3月10日までパブリックコメントを募集する
2mm以下のプラスチックビーズの禁止を提案している