ほぼ私信です
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)
- 作者: 旦部幸博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 新書
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旦部先生からご恵贈賜りました。
コーヒーの話題はたまに取り上げていましたが、コーヒー浣腸とか加熱副生成物とか、あまりコーヒー好きにとって嬉しくない話のほうが多いような気もします。なのに「参考にしている」とおっしゃり、お目にかかったことも仕事上のしがらみもないのに、本を送って下さいました。
そんな、コーヒーに関することなら何でも興味の対象になるのだという著者の姿勢をぎゅっとまとめたような本です。贔屓の引き倒しに陥ることなく、缶コーヒーを見下すようなこともなく純粋に「科学」を追及しているのだという姿勢がとても好感できます。でもコーヒーを楽しく美味しく飲むことが大事であることは忘れない。本当に好き、なんですね。
目印のクリップがとても可愛らしいものだったりするあたり、この人の淹れたコーヒーはきっと美味しいに違いないと思わせます。
うちには今お土産のベトナムコーヒーがあって、一緒についてきたアルミの器具は使いにくいし粒粒の口あたりが気になるのですが普通のペーパーフィルターを使うと時間がかかり過ぎてなんか違うような気がする・・のです。この本を読んでなるほど、と思いました。タイやベトナムはコンデンスミルクで相当甘くして飲むらしくそのままだと苦いです。文化って面白いですね。