食品安全情報blog過去記事

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その他

  • Hain Celestialが一部の製品の組成を変え化学物質についての主張を取り下げる

Hain Celestial to Reformulate Some Products, Drop Claim on Chemical
By Serena Ng  April 3, 2016
http://www.wsj.com/articles/hain-celestial-to-reformulate-some-products-drop-claim-on-chemical-1459730257?cb=logged0.3892340143981954
ナチュラル製品メーカーは長い間「刺激の強い化合物」は含まないと言ってきた
米国最大のナチュラルシャンプーや皮膚洗浄剤メーカーは何十もの製品の組成を変更し、ラウリル硫酸ナトリウムを含まないという宣伝文句を取り下げると言った。
WSJが「ナチュラル製品」の嘘に気がついてしまったようで。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160316#p15
ちなみに環境によさそうな雰囲気で消費者を騙す手法はグリーンウォッシュGreenwashとよばれている。)

  • 胎盤を食べた?三つの奇妙なセレブの食に関するきまぐれ

Got Placenta? Three Weird Celebrity Eating Fads
by Berkeley Wellness | April 05, 2016
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/got-placenta-three-weird-celebrity-eating-fads
セレブは健康のためと称して時に極めておかしなことをすることが知られている。最近一部のセレブが薦めている(あるいはやってみている)3つの流行をここに示す−全てが多分母性本能の間違いである。
胎盤を食べる
読んだとおり。胎盤は妊娠中に胎児に栄養や酸素を与え廃棄物を除去するものである。胎盤を食べることは一部の文化で例があるがハリウッドに進出してきた。Kourtney KardashianやJanuary Jones、Alicia Silverstoneなどの新米ママが出産後に痛みや鬱が減る、エネルギーが増える、よく眠れる、母乳の質が良くなるなどと主張している。胎盤は生やスムージーに混ぜたり調理したりカプセルに加工したりして食べられている。しかし2015年にArchives of Women’s Mental Healthに発表されたレビューによるとそのような主張を支持するしっかしりた科学的根拠はない。さらに生の胎盤には細菌感染や他の汚染物質が含まれる可能性があり安全でないかもしれない。
母乳を飲む
もうひとつのニューエイジの行動に、自分の、または他人の殺菌しない母乳を飲むというものがある。Jennifer Anistonがテレビで味見したと言った。男性でもする。提唱者は「ナチュラルスーパーフード」と言い、牛乳より消化しやすい、筋肉増強、免疫強化、運動パフォーマンス強化、慢性疾患治療、さらに勃起不全治療効果があるとすら主張する。しかし2015年にJournal of the Royal Society of Medicineのエディトリアルで母乳を飲むことが成人にとってなんらかの健康上のメリットがあるという根拠はないと警告している。さらに問題なのは未殺菌の母乳がオンラインで成人向けに販売されていることである。全ての未殺菌ミルク同様最近やウイルスのリスクと、他の種類の汚染物質のリスクがある。
ビーフードダイエット
これはLady Gaga やJennifer Aniston のようなスターが試したとされる、トレーナーのTracy Andersonが始めたものである。7日間ビン入りベビーフードを朝昼食べて夕食は低カロリーにするというもの。これはただの短期間の過激なダイエット法で、エネルギーと栄養が足りない。他にたくさんの、お金持ちや有名人が薦める不健康な食事計画については「セレブダイエットの真実http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/diet-weight-loss/slideshow/truth-about-celebrity-diets」をどうぞ。
(日本語の「プラセンタ」は全て豚胎盤に変換してporcine placentaで画像検索したものを思い浮かべればいい)

  • サブウェイは今月から米国の全ての店舗のメニューにカロリーを表示

SUBWAY® Sandwich Shops to Include Calories on all U.S. Menu Boards This Month
Apr 05, 2016
http://www.prnewswire.com/news-releases/subway-sandwich-shops-to-include-calories-on-all-us-menu-boards-this-month-300246284.html
国の規制の1年以上前に履行
2016年4月11日から新しいメニューパネルを表示

Gold Coast mum passed on whooping cough to baby after refusing vaccine
April 6, 2016 9:14am
JANE HANSENThe Daily Telegraph
http://www.heraldsun.com.au/lifestyle/parenting/gold-coast-mum-passed-on-whooping-cough-to-baby-after-refusing-vaccine/news-story/72f64c7edaa77a796ae8d41856646b1c
妊娠中にワクチンを拒否してその後百日咳になって生まれたばかりの女の赤ちゃんに恐ろしい病気をうつしてしまった母親が、ゴールドコースト保健省の掲載した動画に出演して他の人たちに危険性を警告している。彼女は自分は健康的で「オーガニックな」女性だからという理由でワクチンを拒否したと語っている。「私は健康な妊婦で、ジムに通って運動していて、食生活はとても健康的で、自然分娩なのにどういうわけか妊娠の最後の2週間のうちに百日咳にかかった」。出産後咳が止まらなくて医者に行ったら百日咳と診断されて赤ちゃんのEvaにもうつっていると言われた。Evaの百日咳は悪夢だった。最初は咳が少し出ていると思っていたが2週間のうちに咳は恐ろしいものになり、まるで恐怖映画のようで、青くなり、私の腕の中でぐったりして、私は病院に駆け込んだ、と彼女はいう。「ICUに入院して、私は彼女を見ているのが辛かった。こんなに小さいのに咳が止まらず、赤くなり、青くなり、またもとに戻って、時に死んだようになりぐったりする。こんなに愛しているのに苦しめるなんて。私は妊娠28週の時に予防接種を薦められた。でも健康で運動しているオーガニック女性だったので「ほうっておいて。そんなくだらないものはいらない」と言った。私自身の百日咳はとても早く治ったが娘は苦しんでいて私は一時間毎に彼女が泣くのを、青くなるのを見て酸素を与えている。もし戻れるのなら予防接種をするのに。」
オーストラリアでは昨年百日咳が22516例と流行の兆しがあり、昨年の4月から無料で妊婦に百日咳ブースターが導入されている。
(何故オーガニックだと予防接種がいらないことになるのか、理ではつながっていないようだけれど現象としては良く一緒になっている。こういうやつhttp://veggy.blog.shinobi.jp/Entry/13/
入り口が農薬や添加物が悪いに違いない、なんだろうけれど、どこまでいくのかを決めるのは何だろう?)

Trend of mixing Fentanyl into other drugs 'quite disturbing,' Kingston police say
Apr 05, 2016
http://www.cbc.ca/news/canada/ottawa/fentanyl-kingston-naloxone-1.3521404
今年キングストンで使われたオピオイド過剰使用治療薬ナロキソンは12回以上