食品安全情報blog過去記事

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より健康的なライフスタイルが「がん死亡率を減らせる」

Behind the headlines
Healthier lifestyles 'could cut cancer death rates'
Friday May 20 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/05May/Pages/Healthier-lifestyles-could-cut-cancer-death-rates.aspx
Daily Mailが「人々がより健康的なライフスタイルを採用するだけでがんによる死亡の半分が避けられる」と報道した。新しい研究がシンプルなライフスタイルの変更が劇的にがん死亡率を減らすという根拠をさらに加えた。米国の10万人以上の医療専門家が2年ごとにライフスタイルとがんについて、4年ごとに食事についての質問票に回答した。研究者らはライフスタイル要因のハイリスクと低リスク群でのがん発症率を比較し、さらに一般的白人と低リスク群を比較した。その結果多くのがんやがんによる死亡が過体重、喫煙、飲酒、運動しないなどのハイリスクライフスタイルに原因を求めることができた。研究者らは全てのがんの1/4から1/3がライフスタイルの貧しさによると推定している。
これらの結果は過去の研究と一致している。しかし白人のアメリカ人医療専門家だけであるなどの限界はある。

  • レビューが抗生物質耐性危機に世界的対応を求める

Review calls for global action to tackle antibiotic resistance crisis
Friday May 20 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/05May/Pages/Review-calls-for-global-action-to-tackle-antibiotic-resistance-crisis.aspx
BBCニュースが「今世界が対応しなければ、2050年までにスーパー細菌が3秒に1人誰かを殺す」と報道した。英国政府の委託したレビューが、抗生物質のない未来を予防するためには世界レベルでの広範な対応が必要、という。経済学者のJim O'Neillが座長を務めたこのレビュー委員会は、世界的対応がなければ抗生物質耐性は2050年までに年に1000万人が死亡する壊滅的問題になるだろうと警告する。手術のリスクも高くなる。
以下レビューの解説