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指しゃぶりと爪噛みは子どものアレルギー予防の鍵ではない

Behind the headlines
Thumb sucking and nail biting not key to preventing child allergies
Monday July 11 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/07July/Pages/Thumb-sucking-and-nail-biting-not-key-to-preventing-child-allergies.aspx
Daily Telegraphが「指しゃぶりと爪噛みをする子どもはアレルギーが少ない、研究が発見」と報道した。研究者らが子どもによく見られる習慣とアレルギー検査での陽性率の低さの関連、花粉症と喘息は例外、を報告した。研究者らはいわゆる「衛生仮説」に興味があり、指しゃぶりや爪噛みは子ども達の環境中微生物暴露の候補である。この研究では小さい子どもの親に指しゃぶりや爪噛みについて質問し、13才と32才で皮膚検査をしている。見出しとは違って、結果はそれほど顕著ではない。全体として指しゃぶりや爪噛みをした子どもの皮膚反応は38%、それらの習慣のない子どもは49%だった。結果は混合したもので、個別のアレルゲンとの明確な関連はなく、重要なことは喘息や花粉症と関連がない。
あなたの子どもの免疫系を「訓練する」方法は知られていない。多分ベストな方法はいつものように屋内や屋外で他の子ども達と遊んで、定期的に手を洗うことを薦めることだろう。