食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ビタミンDについての新しいガイドライン−あなたが知っておくべきこと

Behind the headlines
The new guidelines on vitamin D – what you need to know
Thursday July 21 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/07July/Pages/The-new-guidelines-on-vitamin-D-what-you-need-to-know.aspx
Daily Mailが「専門家が全ての人に冬の間はビタミンDサプリメントを検討するよう薦める」と今日の見出しで言い、一方Guardianは「マグロ、サーモン、卵をたくさん食べるかビタミンD錠剤を摂るか−公式の健康助言」と強く薦める。
この見出しはPHEの新しいビタミンD助言によるもので、それは1才以上の子どもや大人は毎日10マイクログラムのビタミンDを摂るべきだという。これは一部の人はサプリメントを摂ることを検討したほうがいいかもしれないことを意味する。
新しい政府の助言は概ね正確に報道されている。しかしGuardianの見出しは誤解を招く。これらの食品はビタミンDの良い摂取源であるが助言では食品だけでは十分量摂るのは難しいのでサプリメントも検討するよう助言している。一方でExpressの「全ての人がビタミンDを摂るべき:何百万人もが欠乏リスク」という助言は過剰報道である。我々はサプリメントを摂ることを検討するようお願いしただけである。5人に1人がビタミンD濃度が低いものの、それはビタミンD欠乏を意味しない。何百万人もがビタミンD欠乏リスクがあるというのは正確ではない。
以下助言内容について説明