食品安全情報blog過去記事

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食後10分の散歩は「糖尿病に良い」

Behind the headlines
A 10-minute walk after a meal 'good for diabetes'
Tuesday October 18 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/10October/Pages/A-ten-minute-walk-after-every-meal-effective-at-controlling-diabetes.aspx
Daily Telegraphが「食後短時間散歩することは血糖にとっては他の時間より良い」という。この記事は、2型糖尿病患者が毎日30分一回歩くことより主要な食事の後に10分歩くことが血糖を下げるかどうかを調べることを目的とした研究による。この研究は41人の成人が参加し、一回の30分の散歩と比べて、より頻繁な食後すぐの散歩のほうが血糖を約12%下げることを発見した。最も大きな効果が見られたのは炭水化物の摂取量が多く運動量の少ない夕食後に歩くことだった。研究者らは理由については説明していないが食後の散歩は役立つと信じている。現在の運動ガイドラインに食後の運動、特にパンやコメ、ジャガイモ、パスタなどの炭水化物の多い食事の後、について加えるべきと言っている。
この研究は短期間のため効果が持続し糖尿病管理と血糖の改善に全体として役立つかどうかについては確信できない。しかし興味深い知見であり、さらなる研究で確認できれば、このような単純なライフスタイルの変更は糖尿病の人に利益があることを意味するだろう。