食品安全情報blog過去記事

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意見等

Re-evaluation of ammonium phosphatides (E 442) as a food additive
EFSA Journal 2016;14(11):4597 [32 pp.].9 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4597
EFSAの食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル(ANS)は食品添加物としてのホスファチジン酸のアンモニウム塩類(E 442)の安全性を評価する科学的意見を出す。食品に関する科学委員会(SCF)と国連食糧農業機関世界保健機関合同食品添加物専門家委員会(JECFA)は1978年と1974年にそれぞれ許容一日摂取量(ADI) 30 mg/kg体重(bw)/日を割り当てた。標識E 442 ([32P]YN)の経口投与後、放射能は消化管を通って便から排出され一部は急速に吸収され骨格組織と肝臓内に存在することが示された。ホスファチジン酸アンモニウム塩類の急性経口毒性は低く、90日間のラット試験で毒性影響が観察されなかった。ホスファチジン酸のアンモニウム塩類には遺伝毒性の懸念はない。マウスとラットのホスファチジン酸のアンモニウム塩類の食事による慢性及び発がん性試験から、それぞれ無毒性量(NOAELs) を調べた最高用量の8,500と 3,000 mg/kg bw/日と同定した。3,000 mg/kg bw/日の用量だけでの食事二世代生殖毒性研究では生殖と発達に関する影響は観察されず、さらに、母体や発達への影響は最大用量4,774 mg/kg bw/日の食事出生前発生毒性試験で認められなかった。入手可能な毒性データベースに基づき、30 mg/kg bw/日のホスファチジン酸のアンモニウム塩類の現在のADIを見直す理由はない。ADIがどの人口グループでも超過していないことを考慮して、食品添加物としてのホスファチジン酸のアンモニウム塩類(E 442)の使用は許可され報告された使用と使用量で安全上の懸念はない。

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance imidacloprid in light of confirmatory data submitted
EFSA Journal 2016;14(11):4607 [39 pp.]. 8 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4607
情報不足と懸念が確認された。

  • 提出された確証データを踏まえたクロチアニジンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance clothianidin in light of confirmatory data submitted
EFSA Journal 2016;14(11):4606 [34 pp.]. 8 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4606
情報不足と懸念が確認された。