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飽和脂肪の少しの削減は、心疾患のリスクを減らす

Behind the headlines:
Just a small cut in saturated fats reduces heart disease risk
Friday November 25 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/11November/Pages/Just-a-small-cut-in-saturated-fats-reduces-heart-disease-risk.aspx
“バターや肉をオリーブオイルや魚に交換することは心臓疾患のリスクを減らす“とTimesが報道した。
100,000人以上の男女から、20年以上かけて集めたデータを含むアメリカの研究結果により、この見出しは書かれている。研究結果は、様々な種類の飽和脂肪の摂取は、冠動脈心疾患のリスクを高めることに関連することを示した。
研究者はまた、飽和脂肪由来の1%のエネルギーを多価不飽和脂肪、一価不飽和脂肪、全粒穀物炭水化物、植物性タンパク質に変えると、5-8%の冠動脈性心疾患リスクを低減することになることを発見した。
飽和脂肪のリスクに関する議論は続く。
今年5月に議論した主張では、現在のイギリスの飽和脂肪に関するガイドラインは、飽和脂肪の摂取と心疾患の関連については証明されていないので、欠陥があるというものだった。しかしそれは独立したピアレビューが欠けた報告であると批判された。英国心臓財団はこの記事を“真剣に検討する”十分な証拠はないと言っている。
現在のガイダンスは、飽和脂肪は、男性が1日に30g以下、女性が20g以下を推奨しているが、この最新の研究は、現在のガイドラインを支持するようである。