食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品基準改定No. 166

Amendment No. 166 – 12 January 2017
http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/gazette/Pages/AmendmentNo166.aspx
朝食シリアルへのビタミンDの任意添加、加工肉へのプロピオン酸使用拡大、ブルーベリーとラズベリーの照射、MRLの設定されていない低用量農薬および動物用医薬品の管理

MRLの設定されていない低用量農薬および動物用医薬品の管理
http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Documents/P1027%20Low%20level%20Ag%20and%20Vet%20Chems%20AppR.pdf
これまでMRLの設定されていない残留農薬や動物用医薬品については検出されてはならないという管理が行われていた。しかしドリフトや作物の輪作などで意図せず含まれることがある。「ゼロトレランス」アプローチは生産者や執行機関にとって懸念となっていた。
そこでAPVMAと相談して検討をし、「動物食品を除く他の全ての食品へのMRL (All other foods except animal food commodities MRLs)」を設定する。
現在他国ではデフォルトMRLとして日本とEUが0.01mg/kg、ニュージーランドとカナダは0.1mg/kgを採用している。デフォルトMRLはFSANZの用いた個別のリスク評価とは違って、食事暴露評価に基づくものではない
(一律基準ではなく農薬有効成分ごとに個別に設定)