食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 多くのアメリカ人が我が国の将来にストレスを感じている、新しいAPA調査が明らかにする

American Psychological Association(米国心理学会)
Many Americans Stressed about Future of Our Nation, New APA Stress in America™ Survey Reveals
February 15, 2017
http://www.apa.org/news/press/releases/2017/02/stressed-nation.aspx
米国心理学会の「アメリカのストレス:変化とつきあう」報告によると約2/3のアメリカ人が国将来にストレスを感じている。民主党共和党両方のほとんども含めて。

  • キャンベラのバス停で喫煙は禁止すべき?

Should smoking be banned at Canberra bus stop?
February 24 2017 -
http://www.canberratimes.com.au/act-news/should-smoking-be-banned-at-canberra-bus-stops-20170223-gujvvd.html
ACT(オーストラリア首都特別地域)政府が金曜日からバス停やタクシー乗り場、駅での喫煙を禁止すべきかどうか意見募集をはじめる。提案では公共輸送施設の乗り場5m以内では喫煙が制限される。バス停で禁煙にしていないのはACTのみである。

  • ヘルスカナダは細菌を減らせるとして照射牛挽肉の販売を認可

Health Canada approves sale of irradiated ground beef, says can reduce bacteria
Posted: Feb 22, 2017
http://www.cbc.ca/news/health/food-irradiation-1.3994799
カナダ肉牛業者協会が1998年からヘルスカナダに申請していた
米国では1999年以降牛挽肉の照射が認められている。カナダではじゃがいも、タマネギ、小麦、小麦粉、スパイスや調味料に照射が認められている。

ヘルスカナダのサイトではまだ掲載されていないようだが(案の段階)
Regulatory Initiative: Regulations Amending the Food and Drug Regulations - Beef Irradiation - Forward Regulatory Plan 2016-2018
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/legislation/acts-reg-lois/frp-ppr/2016-2018/beef-irradiation-boeuf-eng.php

  • アフリカ諸国は侵入芋虫との戦いに結集

Natureニュース
African countries mobilize to battle invasive caterpillar
Sarah Wild 23 February 2017
http://www.nature.com/news/african-countries-mobilize-to-battle-invasive-caterpillar-1.21527
アフリカの国々は、約1年前に侵入してきて急速にアフリカ大陸に拡大している作物の害虫fall armyworm (Spodoptera frugiperd、ヨトウガ)との戦いに力を入れている。今月初めFAOアフリカ地域事務所がジンバブエで緊急会合を招集し対応を協議した。
この虫は中南米由来で西アフリカで初めて同定されたのは2016年1月である。それから少なくとも12ヶ国に広がり過去2ヶ月だけで7ヶ国である。この虫は貪欲で悪名高く、100以上の異なる植物を食べ、既に4ヶ国29万ヘクタールが破壊されている。この数値は過小推定であろう。
この虫がいるところでは深刻な問題でありブラジルだけで毎年コントロールのために6億ドルを費やしている。アフリカには別の種類のヨトウムシがいるがこの侵入芋虫は植物の生殖に必要な部分(トウモロコシの穂軸丸ごと)も食べるのでさらに深刻である。
欧州にも拡大するだろう。研究者はGM作物や殺虫剤を研究している。

  • 如何にして医療費がアメリカの経済を強奪しているのか

How Health Care Is Hijacking the U.S. Economy
by David Tuller, DrPH | February 23, 2017
http://www.berkeleywellness.com/healthy-community/health-care-policy/article/how-health-care-hijacking-us-economy
過剰な医療による害を検討した本を書いているジャーナリストShannon BrownleeとのQ & A。
医療費を「隠れた泥棒」と呼んでいる。生産性が上がっているのに賃金が上がらないのは医療費の増加が激しいから。医療費は不安定で予想できず人を雇おうと思う場合非常に難しい判断となる。メディアはあらゆる新しい発見や進歩した医療技術が我々を助けるかのように言うのを止めるべきだ。これはメディアの失敗である。ジャーナリストは医療システムを理解し機能不全を報道すべきだ。消費者は医者に質問すべきだ。車を買うときに値段を気にするだろう?我々は医療に関してだけこのような単純な質問をしない。

  • キャットニップについての真実(動画)

The truth about catnip (video)
23-Feb-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-02/acs-tta022317.php
ACSの化学のおもしろさを伝える「化学について話そう」シリーズ
キャットニップは我々の猫の友達を興奮させる作用がある。何がその作用をもたらすのか、その性質がこの植物にとってどんな利益があるのか?実のところその化合物の目的は四つ足の友達ではなく六本脚の生き物(昆虫)のほうに関係がある。
(猫かわいいという動画を見ていると、エイリアンが出てくる)

  • Trumpは絶滅危惧にあるキジオライチョウを救うための複雑な計画を見直すか?

Scienceニュース
Will Trump revamp complex plan to save endangered sage grouse?
By Scott Streater, E&E NewsFeb. 23, 2017 ,
http://www.sciencemag.org/news/2017/02/will-trump-revamp-complex-plan-save-endangered-sage-grouse
E&E Newsから
Trump政権の内務省長官候補者が保護計画に批判的であるため

Herpes virus may be a trigger for autism
By Meredith WadmanFeb. 22, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/02/herpes-virus-may-be-trigger-autism
新しい研究によると、米国の生殖可能年齢の女性の約5人に1人が感染している水疱を作る生殖器疾患の主な原因であるHSV-2が自閉症に役割を果たしているかもしれない。妊娠初期にこのウイルスに活動性感染があると男の子の胎児が人生の早期にASDを発症する可能性が2倍になる。mSphereに発表。
ASDは遺伝的感受性と環境要因の組み合わせによることを示唆する研究が増えていてHSV-2は多くの環境要因のうちの一つだろうと著者は疑っている。実際胎児のHSV-2感染は重大で流産や死産に繋がることが多い。他に妊娠中に他のどんな種類の感染であっても感染症で入院すると赤ちゃんのASD発症リスクが30%増えるというこれまでの研究もある。