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1日5単位の果物、野菜は良いが、「10単位はさらによい」

Five-a-day of fruit and veg is good, but '10 is better'
Thursday February 23 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/02February/Pages/Five-a-day-of-fruit-and-veg-is-good-ten-is-better.aspx
「1日5単位は忘れて、早期死亡リスクを減らすために10単位の果物、野菜を食べよう」とThe Guardianは報道している。
主要なレビューにおいて、1日に800g―10単位―の果物と野菜を定期的に食べる人は心疾患のような慢性疾患のリスクがかなり低くなるということを発見した。
研究者はがんや脳卒中また若年死亡のような様々な健康成果に関する果物と野菜の摂取の影響を分析した世界中の350件以上の研究を調べた。
研究者は1日に最大800g(10皿分ほど)食べる場合、がんに関しては1日に600g、野菜や果物をより多く摂取することは、これらの疾患になるリスクや若年死亡のリスクを減らすことに関連することを発見した。
特定の種類の果物と野菜が特定の疾患の発症リスクを減らすことと関係することもあげられた。
ということは人々に少なくとも1日5単位の野菜と果物を推奨する5 A DAY キャンペーンは更新されるべきか?英国心臓病支援基金のVictoria Taylorは「守られないガイドラインに栄養面の利点はない」と主張している。
1日5単位の果物と野菜を食べることは多くの人が実現できそうな目標という理由で、公衆衛生団体によって選定された。
英国公衆衛生庁の主任栄養学者のDr Alison TedstoneがBBCに説明したのは、「1日5単位以上の果物と野菜をとることは望ましいが…果物と野菜をより多く摂取するようプレッシャーを加えることは非現実的な期待を生み出すことになる」ということだ。
5 A DAYに対するヒントは以下のサイトで参照できる。
http://www.nhs.uk/Livewell/5ADAY/Pages/Tips.aspx