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ブラジル産鶏肉の輸入段階の検疫・検査強化 

検査実査課 2017-03-20
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=36325
韓国に輸入されるブラジル産鶏肉はブラジル政府が発給した検疫証明書が添付されなければならず農林畜産食品部(農林畜産検疫本部)の家畜伝染病に対する検疫と食品医薬品安全処の残留物質、微生物検査など衛生・安全に対する検査に合格した製品だけ国内流通が許容される。
○ 国内に輸入される鶏肉を含む輸入畜産物はまず検疫本部で相手国政府が発給した検疫証明で、輸入衛生基準遵守可否及び輸入禁止地域産可否を確認する書類検査と書類及び現物との一致可否、腐敗など健全性を肉眼で確認する現物検査に合格しなければならない。
○ また食薬処が実施する書類検査、官能検査及びダイオキシン、抗生剤、サルモネラなど精密衛生安全検査を経て食品として安全監視と畜産物規格に適合するかどうかの確認を受けて異常がないと国内流通が可能である。
□ 現在韓国の鶏肉輸入量は‘16年基準で10万7千トンであり、ブラジル産鶏肉は3千800余件8万9千トンである。
○ ブラジル産鶏肉のうちBRF(5肉加工場)の輸入量が1,800余件4万2500トンに達して、残りは9肉加工場のものが輸入されている。
○ 参照でブラジル産鶏肉輸入・通関時食薬処が実施する精密・無作為検査は‘16年基準で470件(12.3%)であり、検査の結果不合格になった事がない。農食品部が検疫過程で現物と検疫証不一致、変質、数量超過などで‘16年基準10件74トンが不合格処理された。
□ 食薬処と農食品部はブラジル内畜産物不正流通と係わって輸入畜産物安全を確保するために輸入時検疫・検査強化などの措置を取ると説明した。<食薬処措置事項>□
食薬処はブラジル鶏肉輸出業者であるBRFが我が国に輸出した鶏肉製品に対して暫定流通販売中断措置する。
○ またブラジル産鶏肉に対して輸入検査を強化し同時に国内流通中のブラジル産鶏肉に対しても収去検査を実施する計画である。
○ 今回の措置はブラジル政府が非衛生的に鶏肉を生産した肉加工会社を摘発し、このうち一部製品が海外に輸出されたことが確認されたためである。
現在ブラジル産牛肉は輸入禁止で輸入実績がない。<農食品部措置事項>
農食品部もブラジル産鶏肉に対する輸入検疫強化措置を3月20日から施行する。
○農食品部はブラジル産鶏肉に対する現物検査の割合を現在の1%から15%に強化した。
○ また外交部及び駐韓ブラジル大使館など外交経路を通じて問題になった作業場リストなど情報提供を要請した。
○ ‘17.8月予定された定期輸出作業場点検日程を繰り上げて推進する予定で、点検の時問題になった作業場を含めて点検する計画である。