食品安全情報blog過去記事

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FVO査察報告書

  • カナダ―動物用医薬品の管理を含む生きた動物と動物製品の残留物と汚染物質の管理評価

Canada−evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
12/04/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3775
2016年6月6〜17日までカナダで実施された査察。前回2011年の査察への是正措置の実施も調査された。概して、前回の査察以降、助言の多くに満足のいく対応がなされ、かなりの進歩がみられる。EUが承認した要求に従い、残留物監視計画が提供する保証をほぼ順守している。だが、カナダの最大残留基準よりEU輸出用作物の基準が低く注意が必要だが、法を順守していない結果へのフォローアップが欠けている。

Myanmar−Fishery products
12/04/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3781
2016年11月21日〜12月1日までミャンマーで実施された水産物の生産状況が適切に保証されているかどうか公的管理評価するための査察。ミャンマーが開発し実行している公的管理システムはEU輸出衛生証明が求める保証を提供できそうな、法律・取扱説明書・手順の適切なセットに基づいている。現在行われている公的管理の多くは保証を提供しているが、冷蔵保存の温度管理やトレーサビリティ問題などいくつか欠点がある。2009年の12の助言の多くを取り扱うことに成功したが、まだ順守していないものもある。

  • 英国―EUに輸出する飼料

United Kingdom−Feed export to the EU
15/03/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3761
2016年11月14〜18日に英国の健康と食品安全総局が発表した査察計画の一部として行われた事実調査の結果。この査察の目的は動物以外に由来する飼料の輸入の暫定方法の実行と公的管理能力を評価し、EU以外の国から輸入される飼料がEUの要求に従っているかどうか確認することである。概して、英国のシステムは概ねEUの要求に従っている。当局と飼料企業経営者は暫定システムの難しさを報告し、改善するために様々な提案をしている。

Denmark−Genetically modified organisms
12/04/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3777
2016年10月24〜28日にデンマークで実施された飼料と食品の法律、動物の健康と動物の福祉規則の順守を確認するための公的管理査察。デンマークにはよく組織化された効果的なGMOの公的監視システムがある。各種管理はおおむね適切に行われている。試験所は国際基準に従い適切な範囲でGMO分析を行っており、分析方法の多くは認証されているが、スクリーニングはEUの要求に完全に沿っているわけではない。

  • チリ―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質の管理評価

Chile−evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
22/03/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3768
2016年10月11〜21日にチリで実施されたEU輸出用生きた動物と動物製品の残留物と汚染物質に関する公的管理評価の査察。概して、チリの動物由来食品の残留物管理システムは概ねEUの保証に忠実である。残留物監視は2011年の査察より範囲を広げ、規則を守らない結果に効果的なフォローアップが行われている。動物用医薬品の使用と販売の認可と管理は適切に機能したシステムで強化されている。

Lao People's Democratic Republic−Plants - export controls
26/04/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3788
2016年11月29日〜12月8日までラオス人民民主共和国 (Lao PDR)で実施された、EU輸出用植物と植物製品の認証とその公的管理評価の査察。この査察はLao PDR からEUに輸出する植物と植物製品の積送品に、継続して多数の有害生物による遮断があったため行われた。国立農薬団体(NPPO)はEUと国際基準にかなう要素を多く含んだ管理システムを設定しているが、明らかな欠点があり、特に植物の健康検査は法令順守を確証していない。2016年にNPPOは主な欠点を扱う行動計画を開発し、一時停止が発効された2016年8月以降、公的植物検疫認証に由来する積送品の遮断はない。
(有害生物:アザミウマとかミバエとかの害虫の類)