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「ジャンクフード」は「健康的な体重」の女性のがんリスクを増加させる可能性がある

Behind the headlines
'Junk food' may increase cancer risk in 'healthy weight' women
Friday August 18 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/08August/Pages/Junk-food-may-increase-cancer-risk-in-healthy-weight-women.aspx
ハンバーガーやピザのようなジャンクフードを食べる女性は、たとえ過体重でないとしてもがんのリスクが上昇していると新しい研究は警告した」とDaily Mailは報告している。
この話は1990年代に閉経後の女性の食事を調べ、約15年にわたって様々ながんの発症を追跡した米国の研究に基づく。
「ジャンクフード」はしばしば高カロリー(エネルギー高密度食品)であるが栄養価の低い食品として定義される。
例えばビスケット、チョコレート及びピザなどのエネルギー高密度食品を食事でたくさん摂取することは、肥満度指数(BMI)が18.5から24.9と定義される、特に健康的な体重の女性においてがんのリスクが増加するとわかった。このことは健康的な体重が必ずしもがんのリスクから身を守らないことを示す。
しかし、食事、ライフスタイル及びがんの関係は複雑で、研究者は他の要因について調整を試みてはいるものの、エネルギー高密度食品ががんのリスクを増加させると確実に言うことはできない。
分析は閉経後の女性に限っており、同様に高カロリーである例えば甘い飲料やアルコール飲料のような飲料の摂取に関しては考慮しなかった。
しかし、健康的なバランスのとれた食事をすることは必要な栄養素をすべて手に入れるのに役立つだろうし、がん発症のリスクを減らすことになるかもしれない。
がん予防に関してより詳細は以下のサイトで参照できる。
http://www.nhs.uk/Livewell/preventing-cancer/Pages/diet-and-cancer.aspx