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2017年10月9日の追加合同委員会

Additional joint committee meeting
9 October 2017
https://www.gov.uk/government/groups/committee-on-carcinogenicity-of-chemicals-in-food-consumer-products-and-the-environment-coc
COCとCOMとCOTの合同ワークショップ
ホライゾンスキャニング(新しい問題について定期的に検討するメカニズム)。
トピックスとして取り上げられているのものは
COT
内分泌撹乱物質
・RISK21 (ILSI HESIの21世紀のリスク評価アプローチ)
・マイクロバイオーム
・有害転帰経路(AOPs)
COM
OECDガイドラインの更新
・既存の試験ガイドラインに遺伝毒性試験を組み込む現行方法のレビュー
・最大試験用量はどのくらい高ければいいのか
・ナノ粒子はどうやってOECD遺伝毒性試験で対応するのか
・Ames IIあるいはAmes MPFプロジェクト
・雄の生殖細胞系列の拡張単純反復配列(ESTR)変異誘発
・QSARの現行法レビューとCOMガイドライン
COC
・小さい子どもへのMOEの適用可能性
・ゲノミクスとがんゲノム地図を取り入れるメカニズム
エピジェネティクス
・in vitro試験系
・がんリスクに関連する免疫学的及び間質細胞調節
・ナノ物質
電子タバコや心悸タバコ製品
今後のトピックス
データの公表
研究の質、規制上の意志決定と出版バイアス、搾取的雑誌
方法論
COMガイダンス、リスク評価における疫学データの使用、TTC定量的リスク評価と不確実性の定義
化学物質の健康影響
環境化学物質と神経変性性疾患、環境化学物質暴露後の発達神経毒性、水処理副生成物への暴露の影響、植物製品のような天然食サプリメントの安全性、ナノ粒子やナノ物質
化学物質への暴露
動物での生涯にわたる研究から若いヒトの生涯暴露より短い期間での暴露への外挿、化学物質への環境暴露と食品からの摂取のバランス
食糧生産技術
作物の病気の生物学的コントロール、遺伝子編集、作物や野菜の慣行法による交配による天然毒素やアレルゲンの増加