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新しい食品安全ガイダンスを発表

New food safety guidance announced
07 Dec 2017
http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/new-food-safety-guidance-announced/
ニュージーランド第一次産業省)は本日、ニュージーランド各地の16,000に及ぶ食品事業者を対象とした食品安全ガイダンスを発表した。
これにより今後、ニュージーランドにおけるあらゆる業態の食品事業者が、食品の安全を保つための順守し易いガイダンスを手にすることになる。食品事業者が扱う食品の安全性リスクに応じて、様々な業態の事業者がその業態に見合ったガイダンスを提供される。
この新しい国家計画ガイダンスは、中〜低リスクの食品安全問題を有する事業者を対象にしている。リスクが低いため、ガイダンスを順守するのに要する費用も、より複雑な食品安全リスクがある事業者での費用よりも少なくなっている。
"MPI長官のPeter Thomsonは、次のように述べている。「2016年は、食品が原因で発病した人の報告事例の60%では、民間の食品事業者が原因を作っていた。」
「今回発表したガイダンスは、乳製品製造業者からジュースや菓子類の製造業者に至る幅広い食品事業者が、自分達の製品を安全に消費者に提供し易くするものである。食品に関連した病原菌で病気になる国民の数を減らさなくてはならない。また、幼い子供、虚弱な年配者、および免疫系不全患者のような人々を保護する必要もある。」
「健常なヒトにとっての食中毒は胃の調子が一時的に悪くなるだけかも知れないが、最近Waikato地方でおきたボツリヌス症が疑われた事例や、Havelock Northの飲み水によるカンピロバクターの事例は、病原菌がいかに深刻な事態を招き得るかを示している。」
「食品安全上最も懸念される問題に焦点を当て、事業者が適用しやすい柔軟で簡潔な、一貫した一連の規則を設けることは、国民がこの国の大いなる食文化を安全に楽しむことを保証するための最も良い方法なのである。」