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採卵鶏農家の卵の検査結果を受けて不適合卵を回収•廃棄

2017-12-15 農畜水産物安全課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=39912
□ 政府は卵の安全性確保のため、採卵鶏農家に対する持続的な点検と検査によって危害要因を管理しており、不適合時には該当卵を回収•廃棄措置している。
○ 産卵鶏農家に対する点検と検査過程で江原道鉄原郡および華川郡の農家で生産された卵で、殺虫剤は検出されなかったが、代謝産物であるフィプロニルスルホンが検出(0.1〜0.2mg/kg)され、不適合判定が下された。
□ 不適合農家で保持されていた卵あるいは流通中の卵は、自治体と共同で全量回収‧廃棄措置を行い、追跡調査などを通じて流通を遮断している。
○ 当該農家については出荷を中止させ、3回連続の検査など強化された規制検査を適用する一方、農薬不法使用が確認されれば制裁措置とする。
□ 検査において殺虫剤は検出されずに代謝産物であるフィプロニルスルホンが検出されたことから、これまでの農家に対する指導•点検を通じて殺虫剤の不法使用は減ったが、過去に使用したフィプロニルがフィプロニルスルホンに転換されてニワトリが暴露されたと推定される。
□ 政府はフィプロニルスルホンが採卵鶏農家で検出され続けるのを断ち切るため、フィプロニルスルホンが検出された農家を中心に、フィプロニルスルホン除去のためのモデル事業を推進中である。
○ これに先立って、農林畜産検疫本部、農業振興庁(畜産科学院、農業科学院)などの専門家によるオランダ現地事例調査*(11月25〜30日)と専門家協議会(12月8日)を実施した。
* (例)苛性ソーダ過酸化水素(H2O2)を活用した畜舎内のフィプロニルスルホン除去方式
○ モデル事業を経て、来年から希望する採卵鶏農家に対し、防除事業の一つとしてフィプロニルスルホン除去事業を推進する計画である。
□ 政府は不適合農家の卵を購入した消費者に、該当卵を販売または仕入先に返品するよう要請している。