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2017年輸入食品の動向発表

2018-01-16 輸入検査管理課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=40249
−2016年と比べ金額ベースで7.0%、重量ベースで6.0%、件数7.5%増加−
□2017年の輸入食品の規模は、168ヵ国から、輸入金額では250億8,772万ドル、重量では1,829万3,759トン、件数では672,278件。
○2016年と比べ、輸入金額は7.0%(2016年は234億3,759万ドル)、重量は6.0%(2016年は1,726万1千トン)、輸入件数は7.5%(2016年は625,443件)増加した。
○輸入食品は、加工食品、健康機能食品、農・林産物、水産物食品添加物、畜産物など7品目群に分別される。
□2017年に輸入された食品の輸入金額、重量、申告件数を国別に分析すると、輸入金額と重量では米国、輸入申告件数では中国が一番多かった。
○輸入金額の順位は、米国(54億3,332万ドル)、中国(41億9,887万ドル)、オーストラリア(25億7,248万ドル)、ベトナム(11億8,569万ドル)、ロシア(9億4,170万ドル)の順。
アメリカからは牛肉と豚肉、中国からはステンレス・ポリプロピレン材質の器具類と米、オーストラリアからは牛肉及び精製・加工を経なければならない食品原料※、ベトナムからは冷凍海老と冷凍イイダコ、ロシアからは冷凍明太とトウモロコシが主に輸入された。
※精製・加工を経なければならない食品原料: 原糖、粗酒精、精製用大豆油、精製用パーム油など精製・加工を経て食用が可能な原料性製品
○輸入重量の順位は、米国(413万5,090トン)、オーストラリア(350万1,992トン)、中国(294万117トン)、ロシア(124万4,154トン)、ブラジル(89万8,119トン)の順。
○輸入申告件数の順位は、中国175,891件、米国92,563件、日本46,653件、フランス28,394件、タイ28,315件の順。
−中国産製品の申告件数が多い理由は、ステンレス剤、ポリプロピレン剤、陶磁器製品など品目自体が多様な器具類や韓国での消費量が多い白菜キムチが主に輸入されるため。
□輸入品目を金額、重量及び申告件数別に分析した結果、金額と件数では牛肉、重量では精製・加工を経なければならない食品原料が最も多かった。
○輸入金額の多かった品目は、牛肉(24億6,378万ドル)、豚肉(16億3,765万ドル)、精製・加工用食品原料(15億6,306万ドル)、大豆(6億1,222万ドル)、小麦(5億4,979万ドル)の順。
○輸入量が多かった品目は、精製・加工を経なければならない食品原料(268万2,831トン)、小麦(245万3,889トン)、トウモロコシ(243万8,779トン)、大豆(132万4,713トン)、豚肉(53万5,026トン)の順。
○輸入申告件数が多かった品目は、牛肉(36,160件)、豚肉(28,016件)、ステインレンス製器具類(24,853件)、果実酒(24,480件)、ポリプロピレン製器具類(17,716件)の順。
□2017年の輸入食品不適合件数は、輸入申告672,278件中1,284件(不適合率0.19%)で、2016年より0.01%減少。
※2016年の輸入申告625,443件中、不適合は1,250件(不適合率0.20%)。
○品目群別では、不適合が最も多かったのは加工食品(全体の57.9%)、次いで器具類(15.0%)、健康機能食品(7.9%)、農・林産物(6.5%)、畜産物(6.0%)、水産物(5.5%)及び食品添加物(1.3%)の順。
※検査の結果不適合と判定された製品は、輸出国に返送されるか、他の国への搬出するか、または廃棄措置が取られる。