食品安全情報blog過去記事

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ECDC とEFSA、人畜共通細菌の抗菌剤耐性はヒト、動物、食品で依然として高水準であることを指摘

Antimicrobial resistance in zoonotic bacteria still high in humans, animals and food, say ECDC and EFSA
27 February 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180227
欧州食品安全機関(EFSA)と欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、本日新たな報告書において、ヒトと動物に由来する細菌は抗菌剤への耐性を示し続けていることを発表した。この報告書では、新たに浮上したいくつかの問題(ヒトの深刻な感染症に用いられ、動物での使用が認められていないカルバペネム類の耐性菌が家禽製品で検出、シプロフロキサシン耐性菌が初めてヒトで報告など)に重点を置いており、また、主に治療手段の有効性が低減されるため、抗菌剤耐性が公衆衛生の最大の脅威の一つであることを確認している。