食品安全情報blog過去記事

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環境保護のために設けられた諸目標に関するリスク評価とリスク管理協力を議題としたVKMとEFSAの共同シンポジウムの概要報告

Summary Report of Joint VKM and EFSA Symposium on risk assessment and risk management cooperation on environmental protection goals
18 April 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1405e
ノルウェー食品環境科学委員会(VKM)と欧州食品安全機関(EFSA)は共同で、環境保護のために設けられた諸目標に関するリスク評価とリスク管理協力を議題として、2017年10月にオスロでシンポジウムを開催した。
生物学的多様性の維持が、環境保護の重要な目標の一つとして、様々な法的枠組みにおいて言及された。生物学的多様性は非常に広義な用語であり、保護が必要な生物種や生態学的プロセスといった、生物学的多様性の構成要素を特定する必要がある。
2016年にEFSAは、環境リスク評価(ERAs)に用いるための特定の保護目標(SPGs)の設定の仕方についてガイダンスを発行している。
シンポジウムの目的は、環境保護の目標に関するリスク評価者とリスク管理者の間の対話と協力を促進することであり、ERAに使われる環境保護目標の選択肢を設定するためのEFSAのガイダンスを提示することであった。