食品安全情報blog過去記事

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査察報告

2017-6050 - Import controls-documentary checks - Poland
30/05/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6050
この査察は、2017年11月14日から22日にかけて実施された。様々な管轄機関と税関との間に適切な協調が確立されており、適合した積送品だけが受け入れられる体制が確保されている。全ての関連積送品が公的管理に供され、それが生きた動物や動物由来製品の場合は、欧州域内畜産貿易管理情報システム(TRACES)が用いられていた。
全体として文書チェックは正確に行われており、動物の健康および輸入品の公衆衛生に係る要件が守られていることが保証されている。不適合製品が文書チェックの際に検出された場合に取られる行動は適切であり、非動物由来製品でわずかな例外はあるものの、EUの規則に準じている。管轄機関が輸入品を扱う公的管理の有効性を検証できる、適切に機能する制度が設けられている。
日本からの非動物由来製品のサンプリングが行われていないといった、法的要件の実施不履行は、EUの衛生要件に適合しない製品の輸入につながる。
この報告書には、確認された欠点是正ための助言が当局に向けて付されている。

2017-6053 - Feed sector - Austria
30/05/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6053
2017年11月28日から12月7日まで実施された事実確認調査。
オーストリアでは、リスクに基づいた包括的な体制が取られており、飼料分野の公的管理とサンプリングを支えている。飼料事業者の定期的な査察の頻度は、リスクのスコア化と連携しており、取り扱う飼料の種類や量などのリスク要因が考慮に入れられている。ただし、事業者の規則順守歴は考慮に入れられていない。特定の事業者に対しては定期的な査察以外にもより包括的な査察が実施されているが、それを行う基準が明確に定義されていない。
サンプリング計画では、いくつかのリスク要因が考慮され、対象範囲も包括的で、目標は全般的に達せられている。前年度の結果を考慮し、リスク率を検体や飼料の種類の様々な組合せに適用している。
一次生産者の公的管理は、動物保有者に焦点を当ててリスクに基づいて選別し、動物の種類や数に基づいた良好に構築された手法に基づいて、地方もしくは地域の管轄機関により好適に実施されている。
検査官の飼料安全についての法的要件に関する知識は良好であったが、サンプリング能力に関しては法的要件に照らして不十分な点が見受けられた。