食品安全情報blog過去記事

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ネオニコチノイド類に対するEUの懸念表明を受けて

Our response to European Union concerns over neonicotinoids
APVMA Regulatory Update Issue #271: 31 May 2018
https://mailchi.mp/apvma/regulatory-update-257-tailored-guidance-for-applicants-now-available-apvma-corporate-and-operational-plan-released-last-chance-to-register-1040493?e=c64f16aadc#mctoc3
欧州議会は、3種類のネオニコチノイド化合物、イミダクロプリド、クロチアニジンおよびチアメトキサムの使用を制限することを票決した。APVMAは現時点において、オーストラリアで使用されている登録されたネオニコチノイド類について見直しを開始する予定はない。
EUの決定は、ネオニコチノイド類が欧州のミツバチ集団を減少させる一因になっている可能性があるという懸念に基づいている。この減少の要因には、栄養(餌)、環境および病気の問題が関わっているが、それらは目下のところ、オーストラリアのミツバチ集団においては懸念されない。オーストラリアに関して得られている情報では、飼育ミツバチも野生のミツバチもその集団は減少していないことが示されている。
APVMAは、ミツバチがオーストラリアの農業やエコシステムにおいて果たす役割の重要性を理解している。APVMAは今後もこの問題を追従し続け、オーストラリアの養蜂業界と協働して農薬がミツバチに及ぼす影響を検討していく。