食品安全情報blog過去記事

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論文

Scienceニュース
Toxic toads could devastate Madagascar’s biodiversity
By Katie LanginJun. 4, 2018 ,
http://www.sciencemag.org/news/2018/06/toxic-toads-could-devastate-madagascar-s-biodiversity
2014年、有毒侵入生物ヘリグロヒキガエルマダガスカル最大の港で発見された。保全生物学者は速やかに警告した−現在科学者はこのカエルの毒液がそれを食べようとする全てのものを殺す可能性があることを確認した。Current Biologyに発表された研究によるとこのカエルを食べることができるのはマダガスカルではwhite-tailed antsangyと呼ばれる齧歯類のみであることを発見した。残りのヘビやトカゲ等の補食者は毒に耐性がない

  • 車由来大気汚染の健康影響

The health effect of air pollution from traffic
4-Jun-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/lu-the060418.php
欧州の小さな市から全てのガソリンとディーゼルの乗り物を排除したらどうなるか?全ての早期死亡の最大4%が予防できる。Environment International

  • 新しい知見は我々が食品をどう食べるかが腸の生化学信号に影響することを示す

New findings demonstrate how the food we eat affects biochemical signals in the gut
4-Jun-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/uom-nfd060418.php
Science Advancesに発表された各国の複数研究所の協力による研究。我々の食べたものが−その結果としての消化管のグルコース濃度が、腸内細菌叢の微生物の信号の種類に影響することを示唆する。

  • 何故マシュマロテストが間違いでしかないかもしれないか

Why the marshmallow test may be nothing but fluff
By Katie LanginJun. 4, 2018
http://www.sciencemag.org/news/2018/06/why-marshmallow-test-may-be-nothing-fluff
4才でマシュマロテストに合格すれば−つまりあとで二つ目がもらえるという約束でマシュマロをすぐに食べるという誘惑に打ち克てば−学問的成功が期待できる。これが1990年に発表された有名な実験に基づいて多くの親が考えていることである。しかしより多様な子ども達を含むより大規模な新しいバージョンの研究では、もともとの知見に疑問を提示する。マシュマロテストは社会経済的背景を考慮するとあまり役にたたないことがPsychological Scienceに発表された。これは親に対して重要な教訓になる:子どもがマシュマロテストに失敗してもくよくよしないこと。

Ophthalmic artery occlusion after chiropractic neck manipulation.
Regan KA et al., Acta Ophthalmologica, May 31, 2018
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/aos.13738
46才男性が筋肉痛でカイロに通って首に施術を受けて右目失明に至った症例報告