E. coli in raw milk nearly kills 2 Tennessee children
Jun 18, 2018
https://www.wkrn.com/news/health-news/e-coli-in-raw-milk-nearly-kills-2-tennessee-children/1247709361
Knox郡での大腸菌アウトブレイクは1ダースの子供たちを病気にし、二人の幼いきょうだいを殺すところだった。18か月と3才の二人は未殺菌ミルクを飲んで感染した、と両親は言う。彼らはICUで二週間過ごし小さい方はHUSと診断された。父親のJordan Schidingは「その時私は事態の深刻さを認識した。二人の子どもを同時に失うかもしれないと考えると絶望的だった」。彼らのこどもたちは退院したがまだ2人が入院中で1人はICUにいる。Knox郡の保健担当者によると2つの別の感染源により12人のこどもたちが大腸菌に感染した。7人は未殺菌ミルク、5人は保育園での開示されていない感染源。
(こっちのニュースによると両親は子どもの健康のために未殺菌ミルクを選んだとのこと。そして食中毒のリスクがあると「知っていた」がこんなことになるとは思わなかった、と。
https://www.knoxnews.com/story/news/health/2018/06/15/father-toddlers-sickened-e-coli-not-aware-possible-knoxville/706682002/
それは「知らないことを知らない」状態なので・・。
こういう、対策はわかっているのに無くならないというのが日本だと生肉。嘘情報に踊らされてやるべきことをやらない、ことへの対策はどうすればいいんだろうね)
- いいえ、グリホサートはミツバチの脅威ではない
No, Glyphosate Is Not a Threat to Bees
June 11, 2018
https://thoughtscapism.com/2018/06/11/no-glyphosate-is-not-a-threat-to-bees/
(フィンランド生まれでスウェーデンで生命医学分野の修士をとったスイス在住のライターで科学コミュニケーターのIida Ruishalmeのサイト)
グリホサートは除草剤で、つまり植物にとっては有害である。その標的酵素は昆虫やその他の動物にはなく、従って一般的に害は大きくない。そして最近の研究で確認されたように、ミツバチに直接スプレーしても死ぬことはない。
これはかつて私が書いたことであるが、グリホサートについて議論すると「グリホサートはミツバチに有害だから禁止すべき」と叫ぶ人たちがいる。何故?詳細を見てみよう。
(長い説明略)
率直に言って、ミツバチがほんとうに心配だからグリホサートが持ち出されたのではない。反GMO団体の反グリホサートキャンペーンによる。彼らは根拠は必要なく、大きな声で一般の人々に疑いの種を蒔けば十分なのだ。イデオロギーと情動の問題で根拠にほとんど意味はない。
(なんだかわからないけれどとにかく悪いに決まっている、という程度で「動員」される人たちを標的にしているんだろう)
- ドイツが73000個のオランダ産卵をリコールし、フィプロニル卵汚染再び
Fipronil egg contamination resurfaces as Germany recalls 73,000 Dutch eggs
13 Jun 2018
http://www.foodingredientsfirst.com/news/fipronil-egg-contamination-resurfaces-as-germany-recalls-73000-dutch-eggs.html
欧州中を駆けめぐったフィプロニル汚染卵スキャンダルから1年も経たないうちに、ドイツの6州が73000個の卵のリコールを命令した。最初の報告はLower Saxony農業省からの報告で、ドイツで販売予定の多数の卵からフィプロニルが検出された。汚染の全体や原因はまだわからないが、汚染卵はオランダ産であった。Vechta地方の包装工場で検体を採取したオランダのオーガニック養鶏場の卵で、検出量は0.014; 0.019 および0.007mg/kgである。EU規制No. 396/2005による最大許容量は0.005mg/kg
- タバコ企業はウェブサイトに裁判所が命令した警告を投稿しなければならない
CNBC
Tobacco companies' websites to post court-ordered warnings
https://www.cnbc.com/2018/06/18/tobacco-companies-websites-to-post-court-ordered-warnings.html
喫煙の健康影響、依存性、「ライト」や「低タール」に何の利益もないこと、タバコのデザインによりニコチンの吸収が強化されていること、受動喫煙の健康影響、について提示しなければならない。
Monsanto Faces Man Dying of Cancer in Roundup Trial
By Joel Rosenblatt 2018年6月18日
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-06-18/monsanto-squares-off-with-man-dying-of-cancer-in-roundup-trial
何千人もの人がモンサントを訴えた裁判の最初の証人は46才のグランド整備員。カリフォルニア上位裁判所。
(利益があるのは弁護士だけ)
- 犬肉貿易
Humane Society International
Dog Meat Trade
http://www.hsi.org/issues/dog_meat/
(韓国で食べられそうになっていた犬を救ってカナダでペットとして飼うというニュースがカナダで報道されていた。
このサイトの日本語バージョンをクリックすると犬肉の話はなく動物実験の話とかでおとなしい。捕鯨反対も日本語では書かないのかな?韓国への批判は激しい。中国の犬肉祭りが夏至の頃にあるようなのでそれへの反対運動が活発化している)
- クレンズとリフレッシュ
Cleanse and Refresh
By Rebecca Onion
June 12, 2018•
https://slate.com/human-interest/2018/06/the-new-york-times-coverage-of-wellness-concepts-like-detox-is-a-case-study-in-pseudoscience-creep.html
ニューヨークタイムスの、「デトックス」のようないいかげんな健康概念の報道は、疑似科学が忍び寄ってくる事例の良い研究材料である
デトックス文化をあたりまえのことにするのはそれほど無害ではない
科学的には「デトックス」はお話にならない。あなたの身体は食品や医薬品やプラスチックの皿や呼吸由来のいわゆる「毒素」を蓄積しない。ヨガで汗をかくと出て行ったり、マッサージで追い出したり、大腸から排出したりはしない。「もし毒素が身体に溜まって出て行かないのならあなたは死んでいるか、あるいは治療が必要だろう」
科学者、医者、栄養士が声を揃えて「デトックス」という考えを却下しているにもかかわらず、ニューヨークタイムスのTマガジンは「私のデトックス」というコラムを掲載し、「クリエイティブな人たち」が「自家製デトックスレシピ」を紹介している。最近の例ではモデルのAlek Wekがスーダン風オクラシチューを勧めていて忙しいときには「デトックス作用のあるレモンジュースをコップ一杯加える」という。その前はラッパーのJunglepussy (Shayna McHayle)がレモンの香りのボディーオイルの作り方を記述している。ライターのCoco Romackは「McHayleは化学物質フリーが好き」と書いている(「化学物質フリー」も「デトックス」同様、現実に存在しない)
タイムスが疑似科学的「健康」概念をカジュアルに紹介しているのは「私のデトックス」コーナーだけではない。鍼やクリスタルヒーラー、ハーブサプリメントをセレブが薦める記述が他にもある。
タイムスによると「私のデトックス」コーナーでは科学的妥当性を評価しない。それは科学についてのコラムではないので、とタイムスの広報担当Jordan Cohenはメールに書いている。「個人の経験を話しているだけで薦めていない」という。(じゃあ何故レシピがついている?)
公平を期すと、疑似科学的ウェルネス用語が使われているのはタイムスだけの問題ではない。
一部の人たちは今やデトックスは「健康的」という意味でしかなく語源について細かいことを指摘する必要はないという。単なるおまじないで科学的意味はないと。でもデトックス文化をあたりまえのことにするのはそれほど無害ではない。単語が科学的ではないというだけの問題ではない。デトックス概念は普通の生活をしているとあなたの身体が「汚く」なることを意味する。日常生活は危険な化学物質に溢れていて問題解決のためには個人的に高いお金と大変な努力で追い出さなければならない。しかし現実の毒素の問題は個人の努力でではなくみんなで解決するものである