食品安全情報blog過去記事

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査察報告

2018-6385 - Microbiological contamination in seeds for sprouting
22/06/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6385
2018年2月21日〜3月1日にかけて実施された査察。その目的は、EUに輸出され、ヒトにより消費される種子(特に緑豆)の生産および加工に係る管理システムの評価、発芽野菜生産用種子のEU内への輸入認証手続きの評価、および2014年に実施された査察で提示された助言事項のフォローアップである。
EU向け発芽用緑豆の管理システムは、前回の査察から大幅に改善されている。公的食品安全管理が、種子の一次生産、収集および加工に関して整備されている。管轄機関はEU法の要件を認識しており、2014年の助言事項3件のうち2件については取り組みがなされている。衛生実務は、加工施設、収集業者および農家において、おおよそEUの要件に沿って実施されている。
公的食品安全管理システムは、ヒト消費用種子(特に緑豆)がEUの要件を満たして生産されていることを保証することができる。そのため、管轄機関は、それらの要件が遵守されていることを認証することができる。
今回は1件の問題点に関し、助言を付した。

  • ブラジル−牛肉、馬肉および家禽肉−査察報告書2017-6261に付された助言のフォローアップ

2018-6460 - Beef, horse and poultry meat - follow up of recommendations of audit report DG(SANTE)/2017-6261
25/06/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6460
2018年1月22日〜2月5日に実施された査察。その目的は、a) 2017年5月の査察の報告書(2017-6261)に助言として示した指摘事項への対処状況の検証、およびb) その対処策の有効性の評価である。
手短に言うと、前回の査察における指摘事項のいくつかに関しては、対策が完了したものや対策実施中のものもあるが、多くの問題については、さらなる対策が必要である。
ブラジルでは、検査等に係る職員の不正に対処するため、“Carne Fraca”作戦と呼ばれる活動と、業務体制の再編成を行っている。この再編成の完全な実施においても、EUの要件を満たすために必要な公務員獣医師の安定した確保についても、政治レベルの支援が引き続き必要である。