食品安全情報blog過去記事

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連邦裁判所は、薬剤残留違反によりミネソタ州の酪農場に対する同意判決を下す

Federal judge enters consent decree against Minnesota dairy farm for drug residue violations
July 10, 2018
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm612998.htm
ミネソタ州のTodd & Patty Meech Dairy Farmに対し、不良化肉を州にまたがって市場に送り出し、食品生産動物への薬剤投与に関する連邦基準を逸脱したとして、恒久的差止め命令が下された。
この農場の違反の歴史は長い。検査においては数回にわたり、飼養牛に投与された薬剤量や、薬剤投与後出荷や搾乳が可能になる日などについて、適切な記録が残されていないことが指摘されている。2016年6月28日には、抗生物質のスルファジメトキシンの残留物が法律上の上限を超えていた牛を出荷している。
農場は、特定の要件を満たすようになり、それがFDAの検査で文書により認定されるまで、動物や肉の出荷は禁止される。それらの要件には、可食部位に動物用医薬品が上限を超えて含まれている動物を流通させないシステムの実行、動物薬のリストや動物識別記録をより良く構築・維持するシステムを所持することなどが挙げられる。