食品安全情報blog過去記事

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査察報告

Israel―Export Controls - Plants―2018-6493
27/07/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6493
2018年3月6〜15日に実施された査察の報告書。
イスラエルには包括的で好適に構成された植物輸出検疫制度があり、ほとんどの輸出植物(製品)は、EUの輸入要件を満たすようになっている。しかし、特に輸出用切り花のサンプリング制度に難があり、EUの検査で何度も有害生物が検出されている。
国家植物保護機関は、ニセシンクイガに関するEUの新たな要件を満たすために、柑橘系果実、ザクロ、モモおよびコショウの生産と検査に関連した幅広い対策を備えているが、実地経験はまだ無い。
EUの輸入遮断措置や国内での事例は十分に遡って調査され、適切な是正措置が適用されている。木製包装材の国内基準適用における欠点がEUの輸入遮断につながっている。
この文書には、上述の確認された欠点に関する助言が付されている。

Hungary―Biocides―2017-6014
24/07/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6014
2017年11月23日〜12月1日に実施された事実確認の報告書。
ハンガリーは多くの機関を有しているがそれらの役割定義は明確で、殺生物製品規制(Biocidal Products Regulation)の実施にも関わっている。現行の業務量をこなすに十分な数の担当者がおり、機関間の協調も良好である。
これまで300件の殺生物製品申請を扱い、ほとんどの期日は守られている。加盟国や申請者との協調も良好である。ただし、将来的な業務量の変動と予測不能性により、長期計画の策定は難しくなっている。
ハンガリーの管理制度は、殺生物剤製品の製造、市販、および使用をカバーしており、さらに殺生物剤処理を経て生産された製品の最初の市場流通も対象とされている。市販・使用可能な殺生物製品のリストは、部分的なものや重複したものが数多く存在している状態である。