食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

動物実験では大豆に含まれる植物エストロゲンは乳癌リスクを増加させない

Animal research suggests plant estrogens in soy do not increase breast
cancer risk
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-07/wfub-ars062904.php
The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolismの今月号に発表された
Charles E. Wood獣医学博士らの研究では、閉経後のサルに一日129mgの大豆イソフラ
ボンを3年間食べさせたところ、乳癌及び子宮癌に関連する指標に変化はなかった。


これもサプリメント関連ニュース。アメリカで更年期障害対策に流行中の大豆サプリメントイソフラボンエストロゲン活性があるので、エストロゲンで誘発される乳がんが増えるのではないかという懸念がある。いわゆる内分泌かく乱化学物質と比べるとイソフラボンエストロゲン活性ははるかに高いので、これが大丈夫なら他のものも多分問題ないでしょう。ただし害がないということと有効であるということは別問題なので注意。害がなくても効果がないのなら高いお金を払ってサプリメントを買う必要性はないでしょう。