Bacterial toxin may protect infants from asthma
6-JUL-2004
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-07/chb-btm070204.php
ボストン子ども病院のDr. Wanda Phipatanakulらの研究によれば、ハウスダストに高
レベルの細菌エンドトキシンが含まれている家の子どものほうが生後一年間に湿疹の
出る可能性が低い。
現在行われているボストンに住む約500人の赤ちゃんを対象にした研究では、家庭のハ
ウスダストに含まれるエンドトキシンの量を４段階に分類しているが、それぞれ一段
階エンドトキシンの量が増えるにつれて25%の湿疹リスクの減少が見られた。これは関
連する一連の研究とともに、生後初期の感染性又は炎症性刺激へ暴露による免疫系刺
激がその後のアレルギー性疾患の発症を抑制するという「衛生仮説」を支持するもの
である。「衛生仮説」は、清潔で無菌的な環境で赤ちゃんが育つことが、無害な抗原
に対するアレルギー反応を誘発する一因となっているという主張である。
コメント：アレルギーの子どもが増えているのは清潔好きが高じたせい？という話。だからといって新生児死亡率を上げるような不衛生な環境がいいともいえないので難しいところ。必要以上に潔癖になるな、という話ではあるのですが、両親がアレルギー体質の場合どうしても神経質になってしまいます。アレルギーだから神経質になるのか、神経質だからアレルギーになるのか。
