食品安全情報blog過去記事

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米国のトウモロコシにGM汚染の可能性

POSSIBLE GM CONTAMINATION IN US CORN SUPPLY
23 March 2005
http://www.defra.gov.uk/news/2005/050323b.htm
米国でSyngentaの作成したGMトウモロコシBt11に未承認の品種Bt10が少量混入していた件について、Defraのスポークスマンがコメントした。
この件は英国に輸入されるトウモロコシには影響はない。問題の種は僅かで、米国のトウモロコシのうち18%が輸出されるがEUへは極僅かしか輸出されていない。さらにこのトウモロコシは主に飼料として使われるものである。
Bt11とBt10は同じ遺伝子をもつ組換え体で、EUへの輸入はBt11については1998年6月に認可されている。Bt10は認可されていない。Syngentaは3月22日にDefraとFSAに情報を伝えた。米国当局がこの事例について評価しており、安全性には問題はないとしている。英国では現在遺伝子組換え作物の栽培は行われておらず、商業栽培はどんなに早くても2008年以降になる。