食品安全情報blog過去記事

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FSANZは米とオート麦飲料についての助言を発表する

FSANZ ISSUES ADVICE ON RICE AND OAT BEVERAGES
June 2006
http://www.foodstandards.gov.au/mediareleasespublications/mediareleases/mediareleases2006/fsanzissuesadviceonr3266.cfm
FSANZは米やオート麦などの穀物をベースにした飲料は5才以下の子どもに完全なミルク代替品としてはふさわしくないという助言を発表した。
牛乳や豆乳代替品として主に使用されている穀物ベースの飲料は牛乳の10%しか蛋白質を含まない。FSANZはこれらの飲料にカルシウムやリボフラビンビタミンDなどのビタミンやミネラルの添加を最近認めたが、全ての製造業者が添加するわけではない。
穀物ベースの飲料は子どもの成長に必要な蛋白質含量が少ない。牛乳はほとんどの子どもにとって、特に5才以下の子どもにとっては重要な蛋白源であり、子どもが牛乳代わりに穀物ベースの飲料を飲む場合には他の食品から蛋白質を補う必要がある。
全ての低蛋白質穀物ベースの飲料には「この製品は5才以下の子どもの完全なミルク代替品としてはふさわしくない」との表示がなされなければならない。

穀物ベースの飲料についてのファクトシート
Cereal-Based Beverages (e.g. rice and oat beverages)
June 2006
http://www.foodstandards.gov.au/mediareleasespublications/factsheets/factsheets2006/cerealbasedbeverages3265.cfm
穀物ベースの飲料とは何でその目的は?
穀物ベースの飲料は米やオート麦を原料にしたもので主に牛乳代替品として使用されている。これらは乳製品や大豆アレルギーの人や、健康上又は哲学上の理由で乳製品を摂らない人に使用される。


穀物ベースの飲料の成分は牛乳と同等なのか?
穀物ベースの飲料の成分は牛乳とは違い、蛋白質は牛乳の約10%しか含まない。ある種の製品には蛋白質を添加してあるが、牛乳と同等ではない。
またビタミンやミネラルも異なる。牛乳は天然に多様なビタミンやミネラルを含む。
2006年2月から穀物ベースの飲料にある種のビタミンやミネラルの添加が認められたが、これは任意であり製品により添加されるかどうかは異なる。


何故穀物ベースの飲料は5才以下の子どもの完全な牛乳代替品としてふさわしくないのか?
蛋白質含量が少ないからである。


何故これらの製品に表示が必要なのか?
蛋白質含量が少ないからである。



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