食品安全情報blog過去記事

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USDAは遺伝子組換え米系統を規制解除する

USDA DEREGULATES LINE OF GENETICALLY ENGINEERED RICE
Nov. 24, 2006
http://www.aphis.usda.gov/newsroom/content/2006/11/rice_deregulate.shtml
USDAのAPHISは科学的根拠の精査の結果、この系統が伝統的交配による親品種と同様に安全であるという事実に基づき遺伝子組換えLLRICE601を規制解除すると発表した。
最終的環境アセスメントは以下であり、12月1日に官報告知される。
http://www.aphis.usda.gov/brs/aphisdocs/06_23401p_ea.pdf
2006年7月31日に、バイエルクロップサイエンス社がUSDAとFDAに市販の長粒米中に微量のこの規制米系統が検出されたことを通知した。FDAは食品や飼料中に微量のLLRICE601が存在することは安全上の問題とはならないと結論している。この事態の周辺とUSDA規制が破られたのかどうかについての調査は完了に近づいている。規制解除又は承認は、規制遵守状況調査とは別に行われた。USDAはLLRICE601の規制解除を行ったが、法令遵守調査は現在進行中である。
バイエルはAPHISに除草剤耐性LLRICE601の規制解除を申請した。APHISは類似の系統LLRICE62とLLRICE06を1999年に規制解除しており、今回これにLLRICE601が加わる。
APHISは9月8日から10月10日までパブリックコメントを募集した。
開発者は市販前にFDAEPAに相談することが必要である。