食品安全情報blog過去記事

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ニンニクはアレルギー誘発性である

21.02.2007
http://www.bfr.bund.de/cm/208/knoblauch_kann_allergische_reaktionen_ausloesen.pdf
基本的に全ての食物がアレルギー源となりうる。ヨーロッパで高頻度にアレルギーがみられる12食品については包装への表示義務がある。その他にもルーピンや貝、ニンジン、キュウリ、オレンジ、パイナップル、トマト、生のジャガイモ、桃、キウイ、マンゴ、ライチ、豆などが表示義務はないがアレルギー誘発性として知られている。BfRはニンニクのアレルギー誘発性について検討した。
ニンニクについては文献上粉末製品の吸入による気管支喘息接触による皮膚炎、食べることによるアレルギー性ショックなどの症例が報告されている。花粉アレルギーのあるヒトでは症状が強いようだ。頻度については情報は不十分である。アレルギーの報告の頻度などから、12のアレルギー表示義務食品に付け加える必要はないが、ニンニクに過敏反応のある消費者が認識できるように表示するよう推奨する。