食品安全情報blog過去記事

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妊娠中のビタミンD欠乏が広範囲に及ぶ

Vitamin D deficiency widespread during pregnancy
27-Feb-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-02/uops-vdd022707.php
Journal of Nutritionの最新号に発表された論文によれば、高緯度地域で特に妊娠中の女性のビタミンD欠乏が多い。アフリカ系アメリカ人女性の80%以上、 白人女性の約半分が出産時のビタミンD濃度が低く、新生児についてはアフリカ系アメリカ人の92.4%、白人の66.1%が出生時のビタミンDが不足である。
ビタミンDは日光により体内で作られるので特に高緯度地方の肌の色の濃い人は欠乏しやすい。さらに冬に量が減る。妊娠末期には90%の女性がビタミン剤を服用しているが、それでも不十分である。ビタミンDの食事からの摂取源は主に油分の多い魚である。