食品安全情報blog過去記事

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暫定メラミン及び類似体安全性/リスク評価

Interim Melamine and Analogues Safety/Risk Assessment
May 24, 2007
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2007%2F05%2F0129.xml&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
・ 現在入手できるデータや情報に基づき、連邦科学者が評価したところ、メラミン及び関連化合物を含むペットフード残渣を加えられた飼料を与えられたブタ・ニワトリ・卵・魚を食べることはヒト健康にほとんどリスクとはならない。
・ この結論はFDAがFSISと協力して他の多数の連邦機関の科学者と相談して行った「暫定メラミン及び類似体安全性/リスク評価」によるものである。メラミン類似体にはペットフードから検出されたシアヌル酸を含む。
・ 安全性/リスク評価は特定の物質の暴露によるヒト健康リスクを推定するのに使用される科学的方法である。これは入手できるデータと、データがない場合には一定の科学的推定に基づく。
・ 安全性/リスク評価は汚染豚肉・家禽・卵及び魚からのメラミン及び関連化合物へのヒト暴露を推定し、それを食べても安全な量と比較して行われる。
・ 暫定評価ではメラミン及び関連化合物の豚肉や家禽や魚での検出能力と、より完全なこれら物質の理解を反映している。
・ 最悪ケースシナリオでは、メラミンとシアヌル酸がヒトが毎日食べる固形食品の全てに同量入っていたと推定して、安全と考えられる量の1/250であった。これは安全性のマージンは大きい。
・ これを摂取量に換算すると、体重132ポンド(約60kg)のヒトが1日にメラミン及び関連化合物を含む豚肉や家禽や魚を800ポンド(約363kg)以上食べると健康に影響するかもしれないということである。
・ 暫定評価ではメラミンは代謝されず迅速に排出されると付け加えている。従って動物の体に蓄積することはない。
・ 暫定評価では肉の検査により豚肉や鶏肉に50 ppbの濃度のメラミンが検出できると保守的に推定している。しかしながらメラミンの他にシアヌル酸が存在することを考慮してメラミンが100 ppb存在するとみなしている。
・ この暫定安全性/リスク評価は、外部専門家によるレビューに加えて、官報告知されてパブリックコメントを募集する。
・ この評価は農務省USDAの食品安全検査局FSISの科学者の協力を得て食品医薬品局FDAの科学者が行った。相談したのは保健社会福祉省HHSの疾病対策予防センターCDC、環境保護EPA及び国土安全保障省DHSの科学者である。