食品安全情報blog過去記事

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EFSAの燻製香料一次生産物FF-Bのリスク評価についての声明

EFSA statement on EFSA’s risk assessment of smoke flavouring Primary Product FF-B
21 June 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/press_room/press_statements/ps_smoke_flavouring_ffb.html
EFSAは現在各種燻製香料の安全性について評価している。これらの製品は各種食品に添加されているが、ヨーロッパでは近年まで使用に認可は必要ではなかった。EFSAは各社からの申請を評価している。
そのうちの一つであるFF-Bと呼ばれる製品に懸念がある。AFCパネルはFF-Bはin vivoの弱い遺伝毒性物質とみなせると結論した。従って食品に使用できる安全な量を設定できない。
EFSAはこのリスク評価をさらなる規制が必要かどうかの検討を行っている欧州委員会に送った。4月23日に申請者がEFSAにこの製品の認可申請を取り下げ、製品のEUへの出荷を停止すると伝えた。
液体燻製香料は木材を酸素不足で燃焼させて濃縮したもの。通常の燻製は食品を新鮮な煙に曝すことで作られるが、それによる有害物質を避けるために液体燻製香料が使用されている。