食品安全情報blog過去記事

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食品添加物で多動?

11.09.2007
http://www.bfr.bund.de/cd/9982
英国FSAが出資して行ったサウサンプトン大学の研究により人工着色料が子ども達の行動に影響する可能性が示唆された。EFSAはこの可能性について重大に受け止め現在実施中の再評価にこの結果を参考にする。
BfRは結果が発表されてから直ちに評価を行った。初期結果として、BfRの科学者はこの研究は添加物投与が子どもの行動に悪影響を与えるかもしれないことを示唆してはいるが、観察された影響は小さく、観察された影響と添加物投与の因果関係は明白ではない。さらにこの結果から因果関係を示唆する生物学的メカニズムは何も示されていない。
食品添加物には表示義務があるため、予防的措置として実験に使用された添加物を避けたい人は避けることができる。