食品安全情報blog過去記事

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調査の結果高齢者のガンに関する無知と混乱が明らかになった

Survey reveals ignorance and confusion about cancer amongst the elderly
25-Sep-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-09/eecc-sri092507.php
バルセロナで行われているヨーロッパガン学会(ECCO 14)において発表されたスペインの報告。
平均年齢74才の557人に面接方式で調査した。ガンが予防できると答えたのはわずか53.5%で、94%がヨーロッパガン予防規約を知らない。ガン予防法の一部については知られていて、例えば喫煙・大量飲酒・日焼けを避けることを知っていたのは90%以上であったが、食事の影響について知っていたのは僅か45.8&で、肥満を避けることを知っていたのは38.1%であった。
ガンに関する知識については、66%がガンは加齢とともに増えないと信じていて2%はガンが伝染すると信じ、3%はガンは何か悪いことをしたことの罰であると信じていた。
治療に関する知識は混乱しており、56%はガンの治療がガンそのものより悪いと考えている。「臨床試験」の意味を知っているのは31%だけで「プラセボ」は23%、「無作為化」という単語を理解しているのは4.2%であった。
過去にガンになったことのある人でも、ガンが治療できるという項目以外ではあまり変わらない結果であった。