食品安全情報blog過去記事

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包装済み食品の予防的アレルゲン表示

Precautionary Labelling for Allergens in Pre-packaged Foods
September 25, 2007
http://www.inspection.gc.ca/english/fssa/invenq/inform/20070925e.shtml
カナダの食品製造業者や輸入業者宛
最近のリコールの結果、CFIAとヘルスカナダは食品のアレルゲンに関する予防 的表示についてレビューを行い、包装済み食品への予防的表示の使用について 助言する。予防的表示は、食品の中にアレルゲンが含まれるかもしれないことを消費者に警告するために包装済み食品のラベルに任意で表示されている。
1994年にヘルスカナダは予防的表示の使用方針を発表している。当時、食品企業は必ずしもアレルギーのある人への健康リスクの大きさを反映していない各種の用語を使っていた。ヘルスカナダは現在その方針を更新し、「微量のXを含むかもしれない」というような用語を排除し、予防的表示の使用を制限する。予防的表示として使用できるのは以下のようなものである
・ 「Xを含む可能性がある」
・ 「Xアレルギーの人には適さない」
(Xはよく知られているアレルゲンの名前である。)
さらに供給業者が原材料に予防的表示をしている場合には、加工業者は最終製品に健康リスクがないことを明確にできない場合は最終製品にも原材料と同じ表示をするように助言する。
予防的表示が必要な場合にはCFIAとヘルスカナダは食品業者に対して包装済み食品の表示を2007年から2008年の間に上述の二つのうちの一つに変更することを薦める。
予防的表示は任意のものであるが、もし健康リスクがあるのにアレルゲンが明示されていなかった場合には行政措置が執られる。
予防的表示
予防的表示は食品製造業者や輸入業者が、あらゆる正当な対策を行ったにもかかわらずアレルゲンの存在が否定できない場合に包装済み食品に表示される。
予防的表示はGMPや法的要求の代わりに使用してはならない。予防的表示はアレルゲンを直接または間接的に食品に添加した場合には使用してはならない。アレルゲンとなる食品は正確に成分表示リストに明示されなければならない。