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安全を主に食品公典全面改編

(危害基準チーム 2007.10.18)
http://www.kfda.go.kr/open_content/kfda/news/press_view.php?seq=1291
食薬庁は食生活と食品産業を取り巻く環境変化に対応することができるよう、食品公典を全面的に改編して今年12月1日から施行すると発表した。
キムチ中の鉛、ウナギのマラカイトグリーンのような最近の食品安全上の問題に迅速に対応するため、衛生規格を強化し、既存の品質規格を削除して衛生規格中心の食品公典に全面改定した。
衛生とあまり関係ない原料についての製造・保存・流通期限・成分配合基準及び食品類型などについては大幅に削除し、一般人にもわかりやすいように総則・一般流通期限などを単純化し、用語も体系的に整理して善意の違反者が発生しないように改善した。
今回の改編による照会の大量発生を最小限にするための説明会を開催する予定である。
また食薬庁はミニカップゼリーによる窒息やノロウイルスによる食中毒などの食品事故を防ぐための安全基準も準備した。ミニカップゼリーに使えるゲル化剤の種類やゼリーの大きさの制限、圧縮強度を5N以下にするなど、規制を強化した。また多消費食品であるトウガラシ粉製造の際の金属製異物除去装置の設置義務化、乳児用ミルクのサカザキ菌基準や食品製造用水のノロウイルス基準、コチュジャンや薬味のカビ毒基準、食用油脂のベンゾピレン基準、蜂蜜の動物用医薬品や各種農産物の残留農薬基準なども新設した。