食品安全情報blog過去記事

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妊娠中の飲酒に関するガイド

Drinking in pregnancy guidance
March 26 2008
http://www.nhs.uk/news/2008/03March/Pages/Pregnancydrinkinglimits.aspx
妊娠中には飲酒すべきではない、と新聞が報道している。NHS基準監視機関が、妊娠した最初の三ヶ月は一滴も飲むべきではなく、この時期を過ぎてどうしても飲みたいのであれば週に1回か2回、最大2ユニットまでに留めるべきである、と助言を改定したとされる。
The National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE)の正確な助言は以下の通りである。
・ 妊娠女性及び妊娠を計画している女性に対しては、妊娠の最初の三ヶ月間は流産のリスクと関連する可能性があるためできるだけ飲酒しないよう助言すべきである。
・ もし妊娠中に飲酒するのであれば、週に1回か2回、2ユニット以下(1ユニットは普通の強さのビール半パイント、又はスピリッツ1ショット(25 ml)に相当。グラス1杯のワイン(125ml)は1.5ユニットに相当。)にすべきである。妊娠中のアルコール摂取に安全な量は不明であるが、この量では胎児に悪影響があるという証拠はない。
・ 女性に対しては、妊娠中に酔っぱらったり大量飲酒したり(1回に7.5ユニット以上飲む)すると胎児に悪影響がある可能性があることを伝えるべきである。
筆者は危険性が全くない閾値があるとは考えにくいと追記している。