食品安全情報blog過去記事

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燻製肉製品のクロロプロパノール類

07/07/08
http://www.dgccrf.bercy.gouv.fr/actualites/breves/2008/brv0708_chloropropanols.htm
3-モノクロロプロパン-1,2-ジオール (3-MCPD)はクロロプロパノール類として知られる非遺伝毒性発がん性の汚染物質である。TDIは2 g/kg体重に設定されている。この物質は酸加水分解植物蛋白質に存在することが知られていたが最近他のいろいろな食品からも検出されている。
3-MCPDは脂肪と塩を含むものが高温になると生じるようで、伝統的燻製食品にも相当量検出されている。
DGCCRFは燻製肉製品について調査を行った。3-MCPD含量は最低が2 g/kg乾燥重量で最高が2310 g/kgであった。調査結果はフランス当局やEFSAに伝える。