食品安全情報blog過去記事

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アグロスコープ 2008年収穫飼料用穀物のマイコトキシン汚染

13.10.2008
http://www.blw.admin.ch/dokumentation/00016/00261/index.html?lang=de&msg-id=21932
ALPが再度この夏のマイコトキシン汚染について調査した。湿気の多い天候により微量であるが広範囲のデオキシニバレノール汚染が見られた。従って飼料には十分な注意が必要である。
スイスにおけるオート麦の要注意マイコトキシンとしてはデオキシニバレノール(DON)、ゼアラレノン、T2毒素がある。これらの毒素は飼料として与えられた動物の成育や繁殖に悪影響がある可能性がある。
オオムギについては81検体中2検体でDON含量が 1mg/kgを超えた。1検体は4.4mg/kgであった。65%は0.2-0.5 mg/kgの範囲であった。ゼアラレノンは全て0.05 mg/kg以下であった。
小麦については77検体中10検体で1 mg/kg以上のDONが検出されたが2-3 mg/kgだったのは2検体のみである。ゼアラレノンは無視できる。
ライ小麦については51検体中6検体でDON 1 mg/kg以上が検出された。2.1mg/kgを超えたものはない。0.2 mg/kg以下だったのは2検体のみであった。
オート麦16検体中9検体から0.2 mg/kg以上のDONが検出された。ゼアラレノンは無視できる。全てのオート麦検体から微量ではあるがT2毒素が検出されている。3検体は0.1 mg/kg以上であった。